イッソ・エッコ 古屋興一・・社長の想いあれこれ・・


by issoecco-apple
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フィンランドのデザイン

私はその昔、20代の終り頃に北欧のフィン
ランドで半年ほど暮らしたことがあります。
首都ヘルシンキの郊外に室を借りて、生活
しました。それはと言えば、当時から私は
フィンランドのインテリアデザインに魅か
れ、興味をいだいていたからでした。

フィンランドと言えば、ヨーロッパの北の
はずれにあって、森と湖ばかりの平たんな
自然の風景が広がる静かな国です。そのよ
うな国がなぜデザインの世界で注目される
のか、少し不思議な感じでもありました。
フィンランドには建築デザインでも何人か
の有名な建築家がいましたし、シンプル
モダンのプロダクトや家具などの分野でも
美しいデザインのものがあり、また女性の
デザイナーでヴォッコのモダンなテキスタ
イルや、当時からカラフルで大胆な柄で注
目されたマリメッコのプリントテキスタイ
ルも有名でした。そして、アラビアの陶器
やイッタラのガラス製品など今でも日本で
おなじみのデザインは当時からありました。
ですので、それらを生み出す環境を知りた
くて行ってみたかったわけです。

そこには、北国の暗くて、寒くて、長い冬
があり、それが過ぎると一度に明るくなり、
花が咲く春と夏が同時に訪れて、1日中太
陽の沈まない白夜という季節があったり、
独特の自然環境があります。フィンランド
のデザインはその「自然」がデザインにも
つながっているように感じたものです。

そして時が過ぎ、現在日本のインテリア関
連商品の分野では、「北欧調」と呼ばれる
ものがデザインのテーマに取り上げられて
来ました。特に最近は「北欧ブーム」とで
も言える現象に見えます。なぜか日本人は
北欧調が好きなようです。

そんな中で、ヘルシンキに直行の飛行機が
飛ぶようになったりして、フィンランドへ
日本人が沢山訪れるようになり、メジャー
っぽい場所になってきました。目ざとい雑
貨市場では、首都ヘルシンキの街などでア
ンティークっぽい雑貨屋さんから買い集め
た商品を、東京などのセレクトショップで
「北欧雑貨」として売っているショップも
あったり、なんとなくポピュラーになり過
ぎた感じです。私の知人も、その昔私が体
験した「自然で素朴な」ヘルシンキの良さ
がなくなってしまっていますよ、と話して
くれました。

isso eccoも実は北欧調のデザインをエッ
センスとして生かしておりますが、それは
もっと素朴でpureなものと思っています。
ですので、最近では「北欧調」ということ
を言うのを少し躊躇するようになりました。

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by issoecco-apple | 2016-09-02 19:03 | テキスタイル